シリーズAラウンドでの8.6億円の資金調達が完了

プレスリリース

シリーズAラウンドでの8.6億円の資金調達が完了

株式会社LIGHTz(本社 : 茨城県つくば市、代表取締役社長CEO : 乙部 信吾、以下「当社」)は、

第三者割当増資によりシリーズAの資金調達が完了し、累計調達額が合計8.6億円に達しました。

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シリーズAの資金調達では、豊田通商株式会社、Fiducia株式会社、東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社、いわぎん事業創造キャピタル株式会社、筑波総研株式会社、株式会社常陽キャピタルパートナーズ、FVC Tohoku株式会社、NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社、株式会社佐銀キャピタル&コンサルティング、その他、事業会社1社の計10社が参加いたしました。

【資金調達の目的と背景】

当社は「人と社会に良質の"気づき"を提供し世の中の豊かな成長に貢献していく」ことを企業理念に、製造業が抱えるエンジニアチェーンの課題について技術伝承へのAI活用、熟達者思考を可視化する独自技術やソリューションでご支援しています。

日本の製造業にとって持続的な成長と競争力の維持は大きな課題となっており、品質の向上、コストの最適化、スピードと効率性の確保が求められ、その裏では、熟練した技術者の高齢化、退職に伴う、技術伝承の課題が業界全体に大きく影響を及ぼしています。

当社は「汎知化(はんちか)」技術、「BrainModel(ブレインモデル)」テクノロジーといった独自技術を活用することで、製造業の抱えるこれらの課題解決に向けたサポートをしております。さらに労働集約型の企業体制から知識ストック型の体制への変革を促し、製造業の新たなステージを創造することで、企業の発展と成長に寄与してまいります。

<熟達者の思考を可視化する「汎知化®」技術>

当社の「汎知化」技術は、一般的なDXでは手が届かない、人の頭の中にある思考やノウハウを可視化する技術です。製造業経験者であるコンサルタントが丁寧なヒアリングにより、熟達者の持つ思考やノウハウなどの個社技術を引き出し、整理、整流化したうえで、活用可能なデータとして可視化いたします。

□汎知化イメージ

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「汎知化」により抽出された熟達者の思考は、「BrainModel」と呼ばれる言語ネットワークとしてデータ化され、作業におけるInput-Outputの関係とその間にあるプロセス、さらに各検討工程に影響を与える前後工程などの関係性が言葉のつながりとして表現されています。

 この「BrainModel」が技術伝承AIにおける教師データとなり、熟達者思考を模したAIプラットフォームとなります。

この「BrainModel」データを活用し、熟達者の思考を基盤とした様々なプロダクトを開発。それらプロダクトは製造業の様々な現場で利用されています。

BrainModel

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<「汎知化」技術を活用したプロダクト『blooplinter(ブループリンター)』>

現在、当社が力を入れている、「汎知化」技術を活用したプロダクト『blooplinter』は、3次元CADに熟達者のナレッジ情報、過去の実績情報を紐づけ蓄積することで効果的に利用できる3Dプラットフォームです。

3Dモデルの形状にノウハウを紐づけることで、利用者は3Dモデルとテキストの両方からナレッジ情報を取得することが可能となり、視覚的にも理解しやすいUIを実現しています。また、部署を超えた情報共有により、フロントローディングが可能となり、手戻りレスや立ち上げのリードタイム短縮にも貢献します。

blooplinter』は、社内の設計ルールや製造ルールがある場合、定量的に判断しチェックを行う機能や登録された過去の課題に紐づく形状が新規設計した形状に含まれているかどうかを検出し、設計者に "気づき" を与える課題管理機能(20244月リリース予定)などの自動チェック機能も備えています。

当社は取り扱いが難しく、まだ幅広く活用できていない3次元データをより多くの企業に普及させることも使命の一つであると考え、『blooplinter』の開発、発展に取り組んでいます。

 このように、汎知化の成果を組み込み、業務にすぐ適用することができる点も「汎知化」技術の大きな特徴のひとつです。

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【blooplinter】

https://pr.blooplinter.com/

今回の資金調達では、先に挙げた当社のコア技術である「汎知化」技術、「BrainModel」テクノロジーの効率化、標準化を実施するとともに、「汎知化」技術を活用した、「blooplinter」の高度化、汎用化に注力し、全国の製造業に向けて、幅広く提供できるソリューションに作り上げていきたいと考えております。

【今後の展望】

今回、株主としてLIGHTzの経営に関わってくださることになったパートナーの皆様においても、同様の課題感を持ち、その思いに共感していただき出資に至りました。

これからも、各パートナー様との強力な連携のもと、パートナー様の地元地域をはじめとした、幅広い地域の企業へご支援の輪を広げるとともに、各地域で素晴らしい技術を持ちながら、その力を十分に発揮できていない "ものづくり企業" の課題解決のために尽力してまいります。

同時に、ブランド力の向上などマーケティング面を強化することで、新たな顧客層にリーチし、支援の輪、共感の輪を各地域へと広げ、地域全体の盛り上がりに寄与いたします。

これらの活動が、地域企業に活力を与え、地域に暮らす優れた人材の確保に繋がり、地元に根付いた「地域創生」への第一歩になることを信じて、真摯に取り組みを進めていく所存です。

今後も、個々の企業が持つ、独自のナレッジや技術をデジタル化し、BrainModelデータを活用した、新時代の"ものづくりスタイル"を確立することを目指し、積極的な投資や専門人材の確保を行って参ります。

株式会社LIGHTz 代表取締役社長 乙部 信吾 コメント

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【投資家からの コメント】

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資金調達_豊通柳澤様.png

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【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社LIGHTz 広報部

https://lightz-inc.com/contacts/


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